2023年12月20日、福岡高裁那覇支部は、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の
名護市辺野古移設を巡り、軟弱地盤改良に伴う工事の設計変更を国に代わって
承認する「代執行」訴訟で、沖縄県側の訴えを退け、県に設計変更承認を
命じる判決を言い渡しました。
判決によると、三浦隆志裁判長は、国が設計変更を行ったことは、
法令に違反しておらず、代執行以外の方法では是正が困難であり、
放置すると著しく公益を害することが明らかであると指摘しました。
これにより、国は設計変更を承認されたことになり、
工事に着手する可能性が高まりました。
沖縄県は判決を不服として、上告する方針です。
この判決は、辺野古移設を巡る長年にわたる論争に
大きな影響を与えるものとみられます。